2014年09月20日

映画「ハンサムスーツ 」を見た。

"映画「ハンサムスーツ 」を見た。


不細工だからもてないと思い込んでいる若者(塚地武雅)に、いや待てよ、もてないのは不細工な顔のせいと思い込んでいる若者に、洋服の青山のセールスマンが突如現れ、着ればハンサムになれるスーツがあるのだと甘い囁き。妙な着ぐるみ状のスーツというにはあまりにへんてこなものを着装すると、身体にぴったりになり、ハンサムな人間に変身できるというもの。

いくつかのタイプがあるようで色々試して、気に入った顔かたち(谷原章介)を決めて、外に出ると、もうもてまくりというありえない話であるが、これが結構見るに耐える作品になっている。

最後はもちろん人間は顔かたちではなく、人間性なのだという当たり前の結論になる訳であるが、別に説教臭い訳でなく単純に笑って見ていられる。北川景子が中々チャーミングです。"  


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2014年09月20日

映画「バンクジョブ」を見た

舞台は1970年代のイギリス。金繰りに困っている中古車販売業の男(ジェイソン・ステイサム)のところに、銀行強盗の話を持ちかけてきた女がいた。真の目的はその銀行の貸し金庫に入っている、ある「ブツ」を回収するためだった。もちろんそれはある国家機関によって計画されたものである。そうとは知らぬ実行犯たちは強盗に成功する。そして実行犯たちがその心の目的を知ったあと、どうするか。どう書いてもネタばれになってしまいそうで、書きにくくて仕方がないのだが、ジェイソン・ステイサムが出ているからといって荒唐無稽のアクションものではなく、実際の事件を元にした映画で、暴れない彼は中々渋くて良い。強盗を成功させるまでの前半も面白いが、後半がまた面白い。単なる犯罪映画ではない深みがある。監督は『世界最速のインディアン』を作った人。とにかく予備知識なしに見に行ってください。面白いことは保障します。  


Posted by syjsyj at 22:34Comments(0)

2014年09月20日

映画「落下の王国」を見た。

監督については何も知識がないが、この人本当に映画というものが好きなんだなあという感想。冒頭のモノクロームで処理された映像にかぶるタイトルシーンが、素晴らしく、一体どんな映画が始まるのかという期待を抱かせてくれる。ある病院に入院している青年が、同じ患者であるインド人の幼い娘にしてあげる話と、その病院での出来事が交互に語られていくのだが、青年の話が実にファンタジックな冒険物語。物語の中の人物たちは夢のような風景の中で夢のような冒険をして行くのだが、その画面が実に美しく、贅沢である。ほんの数秒のシーンのために世界のあちこちでロケしている。これは映画館の大きな画面で見るべきものである。ただ最後「だからどうした」という感に襲われるのだが、映画というのは映画館の中での二時間ほどの夢の体験であると思えば、それはそれで納得。こういう映画があっても良い。  


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